ソリューションマニュアル EAトラブル防止対策 ~自動売買ツールが稼働しない時にチェックする項目を徹底伝授~

システムが動かない!? そんな時、チェックする項目はここ!

MT4が動かない、EA(自動売買ツール)がエントリーしない

という時の、よくある原因について解説致します。

 

EA自体をチャートに載せることができないのか、

それとも設置されたEAがエントリーしないか、

それぞれに原因がありますのでひとつひとつ確認してみてください。

MT4の稼働条件が原因のもの

1.パソコンがスリープ設定になっている

EAはPCがスリープ状態では、新規の注文や決済ができません。

自宅のPCでEAを運用する場合は、

24時間PCを立ち上げた状態にする必要があります。

 

やり方が分からない場合は、下記のスリープを無効にする方法を参照ください。

⇒スリープを無効にする方法はこちら

 


2.パソコンが重い、フリーズしている

MT4を何個も同時に立ち上げていたり、

チャートを複数立ち上げすぎていたりするとMT4自体が重くなって

フリーズしてしまう場合があります。

 

これはメモリ容量を使いすぎているせいなので、メモリ稼働状況を確認してみてください

※「Ctrl+Alt+Del」を同時に押すとタスクマネージャーが立ち上がります。

 

また、Windowsの自動更新の際にはPCが自動で再起動するため、

いつの間にかMT4がシャットダウンされている場合もあります。

 

相場の動いていない週末に自動更新をしたり、

MT4の再起動をしたりしてメモリ容量をリフレッシュしましょう

MT4の設定が原因のもの

1.MT4がサーバーに接続されていない

サーバーに接続されているかどうかを確認するには、

MT4の右下に表示される通信状況でわかります。


↑サーバーと通信されている状態

 

通信状態が0/kbの場合、FX会社の指定する

正しいサーバー/ログインID/パスワードが設定されていない可能性があります。

 

また、デモ口座の場合、

一部のFX会社ではデモ口座の利用期限が決まっているため、

期限切れである場合もあります。

 


2.MT4で自動売買が許可されていない

MT4上部メニューの自動売買ボタンが赤になっていませんか?

      
↑自動売買OFF ↑チャート上のEAのマークが「への字顔」

     
↑自動売買ON ↑チャート上のEAのマークが「にこにこ顔」

 

自動売買がOFFの状態の時は、

チャート上のEAの「にこにこ顔」も「への字顔」になっています。

 

自動売買がONになっていて、

EAの「にこにこマーク」も出ていることを確認してください。

EAの設置方法が原因のもの

1.チャート上にEAがセットされていない

自動売買をONにした状態で、チャート上にEAをドラッグ&ドロップすると、

チャート右上ににこにこマークが出ます。

「にこにこマーク」が出れば、正常に稼働している状態です。

 


2.指定された通貨ペア/時間足にセットしていない

EAによって、指定された通貨ペアや時間足にセットしないと

取引を行わないものもあります。

必ず利用するEAの推奨通貨ペア・時間足をご確認ください。

 


3.運用するFX業者に対してスプレッドが小さすぎる

例えば運用するFX会社のポンド円の平均スプレッドが3.4pipsであった場合、

EAのパラメーター側でスプレッドフィルターが2pipsだと

スプレッドフィルターに引っかかり、エントリーしません。

 

その場合は、パラメーターのスプレッドを広くしましょう。

 


4.エラーの原因をエキスパートログで確認する

上記以外の理由が原因でもエラーとなる場合があります。

より細かい原因を探る方法として、エキスパートログを確認する方法があります。

↑エキスパートログで、赤いになっているところがエラーメッセージとなります。

 

また、ターミナル>エキスパート>開く 

で、過去のエキスパートログのテキストファイルを入手することができます。


5.エラーの原因を操作履歴のログで確認する

同じく、操作履歴からもエラーを確認することができます。

黄色い▲は重大なエラーではなく、動作の履歴なので特に気にする必要はありません。

エキスパートログと同じように、

右クリック>表示で操作履歴のログファイルを入手することができます。

FX会社が原因のもの

1.約定拒否が起きている

指標発表時やチャートの動きが荒い時や、

大きいロットで取引する際などに約定拒否が起きることがあります。

 


2.スリッページが発生している

こちらもEAのスプレッドフィルターと同じく、

EAのパラメーターで設定した許容スリッページ以上の

スリッページが発生した場合には取引しません。

 


3.FX業者の一時的なサーバーダウン

ログイン情報があっているにも関わらず、

「回線不通!」「コモンエラー」となる場合、

FX会社の一時的なサーバーダウンの可能性が考えられます。

 

サーバーが回復すれば自動で取引再開されます。

 

こちらのマニュアルを見ても原因は分からない場合は、

お気軽にサポートまでご連絡下さい。