それでは、いよいよトレード手法詳細について解説していきたいと思います。
トレードは、ほぼすべてを自動売買ツール「ほったらかし錬金術」で行いますが、
長期に渡り運用を行っていくためには「仕組みの理解」が必要不可欠になります。
今回のトレード手法では、グリッド系ロジックを使用して利益を積み上げていきます。
グリッド系ロジックとは、あらかじめ想定したレンジ内に
等間隔でポジションを取っていくトレード手法となります。
通常のトレードが「いつ・どのように・どのくらいレートが上昇あるいは下落するのか」
を予想しなければならないのに対し、
グリッド系ロジックを用いたトレードでは
「レートが収まるレンジ」のみを予想することで事足ります。
下記はグリッド系ロジックのトレードイメージとなりますが、
レートの変動に伴って、
連続してポジションのオープン・クローズを繰り返しているのがお分かりになるかと思います。
想定レンジ内にレートが収まりさえすれば
レートが上昇しても下落しても収益化が可能なため、
通常のトレードと比較して飛躍的に
勝てる可能性が高いトレード手法であると言えます。
レート変動に伴って次々に連続して利益を積み重ねていきますので、
レートが想定レンジ内で推移した場合は最強のロジックとなります。
本システムでは「AUD/NZD」を対象に
の3つのレンジを形成します。(※設定によりレンジ幅は変更可能です。)
3つのレンジのうち高い位置のレンジ「売り 想定レンジ」では
グリッド系ロジックの売りのみ、
低い位置のレンジ「買い 想定レンジ」では
グリッド系ロジックの買いのみで、効率的に利益を積み上げていきます。
また中間に位置するレンジ「スクウェアレンジ」は、ポジションが転換するレンジとなります。
想定レンジを外れてしまうことが
グリッド系ロジックの唯一の弱点と言っても過言ではありません。
いかに「AUD/NZD」が高い回帰性を持つ通貨ペアであっても、
不測の事態により、想定レンジを外れない保証はありません。
通常であれば想定レンジを外れた場合、
強制ロスカットのリスクを伴うわけですが、
本システムではそのような緊急時におきましても
ヘッジポジションによるオペレーションで理論上、
強制ロスカットリスク「0」を実現しております。
例えばレートが「売り 想定レンジ」の上限を外れた場合、
本システムでは同数量のヘッジポジション(この場合は買いポジション)を持ち、
一時的に損益をロックします。
再度レートが想定レンジに戻ったところでヘッジポジションのみを解放し、
グリッドトレードを再開すれば、
最小限の損失でトレードを継続させることが可能となります。
元々高い回帰性を持つ通貨ペアを選択していることに加え、
想定レンジを外れるという緊急時におきましても、
ヘッジポジションによるオペレーションを体系化することで、
本システムの安全性を格段に向上させています。