自動売買ツールを24時間安全に動かすなら、
自宅のパソコンよりも故障や停電などのトラブルがない
VPSで動かした方が安全です。
VPSとは「ヴァーチャル・プライベート・サーバー」の略で
サーバーと言うと少し分かりにくいですが、
大型コンピューターの一部を業者から借りるようなイメージです。
大型コンピューターの一部を自分専用として借りて、
そこにメタトレーダー(MT4)をインストールして、
そこで自動売買ツールの運用を行います。
その「自分用として借りる一部」がVPSです。
月額費用がかかりますが
VPSは24時間電源をONにしておく事が出来ますので
安全に自動売買ツールを運用するのに最適です。
イメージ図としては以下のような感じです。
契約した大規模サーバーの中の一部が、
あなた専用のスペースとして割り当てられます。
で、割り当てられた専用スペースは、
普通のパソコンと同じように使う事が出来ますし、
24時間ずっとONにし続けても問題ありません。
契約したVPSには自宅パソコンからアクセス出来ます。
Windowsの標準機能に「リモートデスクトップ」
というのが入っているのですが、
その機能を使えば、自宅パソコンからVPSにアクセスする事が可能です。
アクセスしてるイメージはこんな感じです。
リモートデスクトップを使うと、
自分のパソコンの中に「もう一つのパソコン画面」が現れます。
その「もう一つの画面」がVPSです。
その中にMT4をインストールしたり、
自動売買ツールを入れたりして
VPSを活用していくような流れになります。
次に、「オプションの表示」をクリックします。
※IPアドレスは、VPSの契約先で確認します。
※パスワードはVPSの契約先で確認します
それでは次に、VPSのメリットとデメリットをお話していきますね。
VPSで自動売買ソフトを動かしておけば、
自宅パソコンの電源を切っても構いません。
自宅パソコンとVPSは別物であり、
自宅パソコンがOFFになっていようと
それとは関係なくVPSは稼働し続けているためです。
あなた専用のVPSですので、
24時間稼働させようと、どこのMT4をインストールしようと自由です。
契約したVPSに接続する時は、リモートデスクトップの機能を使います。
自分で使うVPSの接続情報が分かっていれば、
どこからでもVPSに接続できます。
自宅パソコンからはもちろん、
スマホに[RD Client]というアプリを入れれば、スマホからでもVPSにアクセス出来ます。
タブレット端末からの接続も可能です。
出張先や勤務先のパソコンから接続して、
VPS内のメタトレーダーの状況を確認する事も出来ます。
いつどうなるか分からないのが相場です。
急な相場変動が起きた時は
自動売買ツールを停めた方が良いですし、
そんな時、どこからでもVPSにアクセスできれば
素早い対応・行動をとる事が出来ます。
いつでもどこでもVPSに接続して状況をチェックできるのは、
一番のメリットと言っても良いかもしれません。
VPSのデメリットは「月額会費がかかる」という事ですね。
例えば代表的なVPS会社の一つ「使えるねっと」というVPSには
シルバー/ゴールド/プラチナの3つのプランが準備されていますが、
真ん中のゴールドプランを1年契約した場合、
その月額会費は4,280円になります。
便利で安全なVPSなんですが、FXを初めたての人から言わせると
ぶっちゃけ「高い」と感じると思います。
2年契約とかすれば、普通にパソコン1台が買えてしまいます。
投資でリターンを得るためには仕方ないですし
「必要経費」として割り切れる方はいいですが
月額会費がかかりますので、正直VPSは好き嫌いが分かれると思います。
そこで、私としてのお勧めの方法は
投資のリターンを得るまでは自宅のパソコンで動かし
条件を達成した時点で無料でVPSを使うという方法です。
どうしたら無料でVPSが使えるのか
詳細は下記の「VPSが無料で使える方法」を参考にして下さい。