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第四章 裏ワザ手法のトレード詳細

それでは、いよいよトレード手法詳細について解説していきたいと思います。

トレードはほぼすべてを自動売買ツール「育てる資産FX」で行いますが、

長期に渡り運用を行っていくためには「仕組みの理解」が必要不可欠になります。


[1] 「上限レート(エントリー最高値)」「下限レート(エントリー最安値)」の決定

今回のトレード手法では、ポジションニングを行う上限レート(エントリー最高値)、
 
最安値の想定値である下限レート(エントリー最安値)をそれぞれ決定します。

 

最安値の想定値である下限レート(エントリー最安値)は基本は「0円」です。

 

ここは手動で設定を行う必要がある部分となります。

 

今回のトレード手法では、買いポジションのみ取りますので、

仮に上限レート(エントリー最高値)を「8.00」、

下限レート(エントリー最安値)を「0」とした場合、

MXN/JPY(メキシコペソ円)のレートが8円~0円の間で買いポジションのみを取ることになります。

 


[2] 最大かつ安全な運用ロットの計算

今回のトレード手法では、
 
現在レートから最安値の想定値である下限レート(エントリー最安値)まで下落しても、
 
口座が破綻せず、もちろん強制ロスカットもされない最大のロット数でトレードを行います。

 

最安値の想定値である下限レート(エントリー最安値)は基本は「0円」です。

 

ロット数の決定には

・「余剰証拠金」

・「現在レートから下限レート(エントリー最安値)までの幅」

・「使用できるレバレッジ」

により算出される最大ロット数は変わります。

 

もちろん、非常に複雑な”最大かつ安全なロット数”は「育てる資産FX」が自動で計算を行います。

 


[3] テクニカル指標「EMA」による第一ポジションの決定

今回のトレード手法では、ロットを複数回に分散してポジショニングを行います。

 

最大ポジション数は「10個以上」持てますが

基本は「5個」です。

 

第1ポジションは[1]で決定した「上限レート(エントリー最高値)」よりも低いレートであり、

かつテクニカル指標「EMA」により

相対的にレートが上向きになったタイミングでポジショニングを行います。

 

第2ポジション以降は直前のポジション

(第2ポジションであれば第1ポジション、第3ポジションであれば第2ポジション)より

任意の幅の下落でポジショニングを行います。

1つのポジションに対して使用されるロット数は

[2]で算出した最大ロット数 ÷ 設定した最大ポジション数となります。

もちろん、ここも「育てる資産FX」が自動で計算を行います。

 

また、第1ポジションのタイミングを決定づける

テクニカル指標「EMA」のパラメーターは以下のようになります。

短期EMA  期間:20(任意に変更可)  

長期EMA  期間:70(任意に変更可)  

 

短期EMAが長期EMAよりも上になればポジショニングの条件を満たします。

 


上限レート(エントリー最高値)と下限レート(エントリー最安値)について

唯一継続的に手動で設定を行う必要がある
 
「上限レート(エントリー最高値)」について解説していきます。

 

もちろん継続的とは申しましても、月に1回程度、

もしくはマーケット全体として大きな動きがあった時ぐらいの、

メンテナンス的なものとなります。

 

上限レート(エントリー最高値)は

「このレートよりも上ではポジションを持たない、下ではポジションを持つ」

と言った境界線の役割を果たします。

 

今回のトレード手法のコツはとにかく

「高値でポジションを取ってしまうことを極力避けること」です。

とは、申しましても現在レートが高値なのか、そうではないのか、

なかなか判断がつきにくいものです。

 

マーケットが上昇に転じた場合、保有中のポジションの利益が確定し、

運用益を獲得していく流れとなります。

 

そして、全ポジションが利益を確定した後も、
 
さらにマーケットが上昇を継続した場合、
 
必ず上限レート(エントリー最高値)を高く設定したくなるものです。

 

心理的にはマーケットの上昇時にポジションを保有していなければ、
 
何やら機会ロスをしているように感じるからです。

 

しかしながら多くの場合、大きく乖離してしまったレートは、平均へと回帰します。

 

上限レート(エントリー最高値)を高く設定するにも、

慌てず冷静に状況を見ながら行って下さい。

私は、上限レート(エントリー最高値)は常に8円に設定しています。

 

マーケットの全体的な上昇時には、やれ円安だ、やれ株高だと世間は賑わいます。

 

今回のトレード手法は決して一時的なマーケットの上昇で利益を上げるようなものではなく、
 
数年スパンで鉄板の利益を獲得していくものです。
 
マーケットの全体的な上昇時は
 
「トレードはお休み」ぐらいのメンタルが丁度よいように思います。

 

実際にこれまでも、1、2ヶ月トレードがないことなど、ざらにあります。

慌てて上限レート(エントリー最高値)を高く設定することだけは避けて下さい。

 

また、仮に高値で掴んでしまい含み損を抱えてしまったとしても、

仕組み上は問題ありませんし、そのポジションはスワップポイント益を生み出していきます。

 

タイミングはマーケット状況にもよりますが、スワップポイント益も含めて考えますと、
 
いつか必ずプラス転換する時が訪れます。

 

この手法が、絶対に負けることが無いことが分かりいただけたかと思います。

 


運用モードについて

そして、もう1つお伝えしておかなければならないことがあります。

それは最安値の想定値である

「下限レート(エントリー最安値)」も任意に変更が可能だということです。

 

【裏技モード】

「下限レート(エントリー最安値)」を「0円」に設定した場合

レートがレンジ下限まで下落した場合でも、強制ロスカットに掛からない

かつ、最大の運用ロット数での自動で運用されますので

 

絶対に負けることがないリスク「0」での運用が可能になります。

この絶対的な安全圏での運用方法を「裏技モード」と呼びます。

 

【鉄板モード】

しかしながら、例えばMXN/JPY(メキシコペソ円)の現在レートが7円だとして、

「今後、3円まで下げる可能性は非常に低い」と判断したとします。

 

そして下限レート(エントリー最安値)を「0円」から「3円」へ変更した場合、

現在レートから下限レート(エントリー最安値)までの幅が狭くなったことで

[2]で算出される最大ロット数はより大きくなります。

 

ようするに、下限レート(エントリー最安値)が「3円」であれば、

その分、ロット数が大きくなり、より収益性が高い取引が可能になります。

この収益性が高い運用方法を「鉄板モード」と呼んでいます。

 

【アグレッシブモード】

さらに「一時的に、今までの最安値コロナショック時の

4円20銭まで下げる可能性に低い」と判断したとします。

そして下限レート(エントリー最安値)を「0円」から「4円」へ変更した場合、

 

算出される最大ロット数は「鉄板モード」よりも、さらに大きくなり、

よりアグレッシブな取引が可能になります。

このより収益性が高い運用方法を「アグレッシブモード」と呼んでいます。

 


保険的役割のヘッジポジション

自動売買ツール「育てる資産FX」では

「下限レート(エントリー最安値)」を「0円」に設定しておけば、

自動で最適な運用ロット数を算出してくれますので、

絶対的な安全圏でのトレードが可能になります。

 

ではここで、仮に「MXN/JPY」のレートが

「4円」まで下落することはないと予測したとします。

 

この予測に基づくと、「下限レート(エントリー最安値)」を

「0円」から「4円」に上げることができます。

 

この場合、先にお話したとおり、「MXN/JPY」の現在レートと

「下限レート(エントリー最安値)」で設定したレンジ下限の幅が狭まり、

必然的に算出される運用ロット数が大きくなります。

 

いわゆる「アグレッシブモード」での運用になります。

しかしながら「下限レート(エントリー最安値)」を「4円」に上げることで、

絶対的な安全圏でのトレードではなく、少なからず強制ロスカットのリスクが生じてきます。

 

このリスクに対して「育てる資産FX」では「ヘッジポジション」によるオペレーションで、
 
例え「アグレッシブモード」での運用であったとしても、
 
理論上、強制ロスカットリスク「0」を実現しております。

 

例えば「MXN/JPY」のレートがレンジ下限を外れた場合、

「育てる資産FX」では同数量のヘッジポジション(売りポジション)を持ち、

一時的に損益をロックします。

 

再度「MXN/JPY」のレートがレンジ内に戻ったところでヘッジポジションのみを解放すれば、

最小限の損失でトレードを継続させることが可能となります。

 


裏ワザ手法のトレードによる収入源

ここまでで今回のトレード手法の仕組みはご理解いただけているかと思います。

 

設定した上限レート(エントリー最高値)から下限レート(エントリー最安値)の間で
 
ロットを複数回に分散して買いポジションのみを取っていきます。

 

買いポジションの利益確定値は「★pips(任意に設定が可能)」です。

 

細かく利益確定を行うことで運用益を獲得し、
 
またマーケットの逆行によりポジション保有期間が多少長くなったとしても、
 
その期間は常にスワップポイント益を獲得していきます。

 

勘の良い方は気づいておられるかと思いますが、

今回のトレード手法はマーケットが上下に動けば動くほど、利益率は上がります。

言い換えますと、利益率はマーケットの動き次第ということになります。

 

おそらく、まったくの正攻法で「絶対に負けない」と呼べる手法はこれ以外にはないと思います。

 

FX取引自体の仕組みが余程大きく変わらない限り、
 
何年先も利益を上げ続ける、まさに「裏ワザ手法」です。
 
じっくりと腰を据えてマーケットと向き合っていただければと思います。

 


初期資金について

では、次に初期資金についてお話しておきます。

 

TitanFXでは最小取引単位が1,000通貨となります。

※1,000通貨は0.01Lotです。

 

上限レート(エントリー最高値)を「8円」、下限レート(エントリー最安値)を「0円」、

最大ポジション数を「5個」で取引を行うと仮定した場合、

1つのポジションが1,000通貨を越えるのに、必要な資金は4万円程度となります。

 

※1つのポジションに対して使用されるロット数は
 
[2]で算出した最大ロット数 ÷ 設定した最大ポジション数となります。

 

従いまして、今回のトレード手法を実践するにあたって、

必要な初期資金は4万円程度からということになります。

 


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